女子力発電所(仮題)

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ストロングゼロ3本飲んだ後でもわかる!?AMラジオがなぜ無くなってしまうのか!

皆さん!ストロングゼロ飲んでますか!(お酒は二十歳になってから)

お久しぶりです!itamaeです!入院中ですが生きてます!(ここまでハイテンション)

 

さて、技術ブログの極北を歩む我が女子力発電所ですが、こんなニュースが出ていました。

 

www.itmedia.co.jp

 

AMラジオ、終わっちゃうんですね。

いや、まだ検討中という話ではあるのですが、意外にAMラジオは受難の時代で、ヨーロッパ(フランスやドイツ)ではすでに廃止されたり、廃止されていないところでも縮小傾向であったりするのです。

(下URLは三菱総研経由総務省のヨーロッパ主要国の状況です)

http://www.soumu.go.jp/main_content/000620513.pdf

 

では、AMラジオやFMラジオって言ってるのって、なにもんなんでしょ?そこから説明をしてみましょう。以下、かなりざっくり表現をし、技術的には若干間違えや足りない部分がありますが、そこは目をつぶっていただければと。

まずは下URLをご覧ください。AM・FMの違いです。

またまた総務省からのページからです。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000517856.pdf

1ページはお互いのメリット・デメリットを書いてますね。

要するに

・AMラジオ…建物内では聞こえづらく、山間地にでも電波は届く。送信アンテナは広い土地がいる

・FMラジオ…建物内でも聞こえやすいが、山間地には届かない。送信アンテナは高いところに設置

ということです。

AMラジオのデメリットである「建物内では聞こえづらい」「送信アンテナは広い土地がいる」というのは、対策しづらいものですが、FMラジオのデメリットである「山間地には届かない」というのは、山頂などに電波を中継するものを設ければクリアできるのです。

また、2ページ目には謎の数字がいっぱい書いてありますね。

「周波数(国内)」というのは、まあざっくり言うと「TVとかのチャンネル」のようなもので、周波数が低いと、広範囲でいろんなところに飛んでいく(障害物を避ける),周波数が高いと光のように、まっすぐ飛んでいく(障害物に弱い)性質があります。

AMのほうが、周波数が低く、FMの方が高く、スマホなどのWifiはもっともっと周波数が高いです。先程のFMが山間地に弱いというのは、周波数の影響だと思っていただければ大体合ってます。

昔は、数は少ないがデカい送信設備のアンテナから広く電波を発射するため、周波数が低いところを使う必要がありました。たくさん作るのが大変だったんでしょうね。

「放送される音の範囲」というのは、いわゆる「音の良さ」です。数字の上と下の差が広ければ広い程、いい音です。いわゆる「音域」ってやつです。FMはAMの倍くらいの音域がありますね。

AM・FMラジオと言っていますが、ラジオは「電波に音声を乗せるモノ」と考えると、AM・FMは「音声の乗せ方」が違います。AMの特性上、「音域」はどうしても狭くなる、その代わりに「使用する周波数」がFMよりグッと減ります。

ん?「使用する周波数」って?

「使用する周波数」は「帯域」ともいいますが、電波を音声に直すために使うデータ量みたいなものだと思ってください(かなり無理のある表現ですが)。

AMは低い周波数を使って「音が悪いが帯域は節約できる」「送信施設が少なくても広域に放送できる」メリットがあったのです。

しかし、最近の技術革新でFMの送信施設は安く小さくできるようになったため、AMのデカいアンテナを一つ、という必要もなく、複数の送信施設を使うことによってAMでカバーできるような範囲がFMでもできるようになった…というわけです。

そんなわけで、AMラジオの「デカい施設の管理」「広い送信所の管理」「それでも室内には届きづらい」「音質は良くない」というデメリットがコストや品質面で目立つようになってきた、ぶっちゃけ民放AMラジオ放送局としたら、技術も進歩したしFMで代替できるじゃないか…というのが現在の状況です。

 

それが最初の「AMラジオが終わるとき」の記事につながるわけです。

 

うん、ストロングゼロ3本飲んだら、3行目以降は読んでくれなさそうだ!